こんにちは~。今日も暑いですね~~~。
連日ニュースで熱中症に注意しましょう!と流れていますが、納得であります。
気をつけましょうね。
ジメっとした暑さから一気にカラッとした暑さに変わるのでしょうけど、もうすぐでしょうかね?
先日(数ヶ月前に)、はじめてご挨拶をしに行ったブランドです。
『Eatable of Many Orders(エタブル オブ メニー オーダーズ)』
すっごく素敵な世界観を持っているブランドで、そのデザイナーご夫妻にも会ってきました。





Eatable of Many Ordersの"Eatable(エタブル)"は"食べられる"という意味で、
"食べられるくらい"使う素材や工程を大事にし、
そのこだわりを形にしている。
『Eatableの鞄や靴は、自ら生命力を帯びているようにさえ見え、
Eatableの洋服は、いのちを包み込むような包容力をもっているような気がします。』
(プレスリリースより抜粋)
鞄、靴づくりは木型の制作から縫い合わせまで、すべて手仕事で、
洋服づくりは、厳選したぬくもりが感じられる生地を、体を包むための立体に
変えるような作業。
鞄がおさまってしまう空間まで洋服の中に考えられていたりもしているそうです。
そういう工程の中で、デザイナーが作品に注ぎ込むさりげなくも強烈な愛情は
作品の中に
息づいて命を感じるのは、当然のことなのかもしれませんね。
今回見に行った作品は '09A/Wで、16世紀のフランドル絵画の巨匠・ブリューゲルの代表作
である
「Fight Between Carnival and Lent」に登場する人物たちがまとう服から発想を得たと
いう
コレクションでした。
厚手のワンピースやコード・ジャケットなど。
※「Fight Between Carnival and Lent」という作品は、LentとCarnivalというキリスト教
の習慣を
風刺的に描いたもの。「Lent(四旬節)」は、復活祭の前の食事の節制と祝宴の自粛を
行う期間。
「Carnival(肉食祭)」は、それに先立って祝宴を繰り返す時期だそうです。

デザイナーのお二人は、意図してか意図せずか、、、とにもかくにも、「食べること」に対する執着
があるようです!
今回の展示は、熱海にあるアトリエを移動させたかのような展示空間で、工程が分かる
ような
お部屋も作ってました。下記写真は、
糸鋸(イトノコ)と鞄の持ち手の部分です。




素敵で独特の風合いを持つ鞄ですよね~。本当にすごいです。
私が訪れたこの日は、お披露目パーティでもあり、アフリカン音楽でさらに盛り上げてくれました♪


下記写真は、
去年金沢で開催した展示の写真です。ユニークで斬新です。


'09夏はこんな感じのラインナップ。メンズもありますよ~。

<Eatable of Many Ordersのこと>
多摩美術大学で建築を学んだ後、アントワープ王立美術アカデミーを卒業した新居幸治と、
ベルンハルト・ウィルヘルムに師事、バルセロナでの革工芸経験ももつ洋子によるブランド。
07年夏、鞄・靴を中心としてスタートし、08年のコレクションから洋服を加える。
この展示は、西日暮里の「HIGURE」というギャラリーで開催してました。
「Eatable of Many Orders」との相性もぴったりで陽光の入る気持ちいい空間でずっとその余韻に
浸ったままお仕事に戻りたくないよ~という感に引きずられそうでした(笑)。
今度の熱海のアトリエにも遊びに行ってこようと思ってます!
またその時に、「Eatable of Many Orders」のご紹介をさせていただきま~す。
お楽しみに~。
Eatable of Many Orders http://www.eatableofmanyorders.com/